「BIG3の不遇」を英紙は疑問視「彼らのような才能を無視するのは限界ある」

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会まで3か月を切り、ハリルホジッチ監督率いる日本代表もメンバー選考に注目が集まっているが、英メディアが日本代表を特集。「BIG3の不遇」に脚光を当てている。

「日本代表案内書:スター選手と注目株」と題し、ハリルジャパンを紹介したのは英紙「デイリー・ミラー」だった。

 6大会連続6度目の出場となった日本について、記事では「W杯は大多数ある国々の中、出場の資格が与えられるのはほんの一握りだが、日本はすっかりこの大会のレギュラー陣の一員となっている」と紹介。「近年ではプレミアリーグにも何人かタレントを輩出しており、サプライズを起こせる組織にはなってきている」とポテンシャルを評価している。

 その上で「一方、日本には興味深いことが生じている」とつづり、言及したのは選手選考だ。

「世界のフットボールファンのほとんどは、日本のスター選手を尋ねれば、プレミアリーグ優勝経験を持つ元マンチェスター・ユナイテッドのシンジ・カガワ、そして、同じくレスターのシンジ・オカザキの名を挙げるに違いない」。香川真司(現ドルトムント)、岡崎慎司(レスター)の知名度の高さを紹介しながら、こう続けている。

「世界レベルで極めて重要な経験値を持つカガワは、それだけで選考に値する」
「しかし、肝心のバヒド・ハリルホジッチ監督が、それに同意していないようだ。11月以降、彼らに招集の声をかけていない。それは、同様にキーマンであるはずのケイスケ・ホンダも含まれている」

 香川、岡崎に加え、長年代表を牽引してきた本田圭佑(パチューカ)も含め、代表に招集されず、不遇を味わっていることを紹介している。

「彼らが代表に復帰するのか現状のまま変わらないのかは定かではないが、我々外部から見れば、彼らのような才能を無視するのは限界があるのではないだろうか。さらに言えば、代表89キャップと世界レベルで極めて重要な経験値を持つカガワは、それだけで選考に値する理由になるのではないか」

 このようにつづり、「BIG3」が選ばれないことに疑問を呈し、実績面からしても香川は選出されるべきだと訴えている。注目株には井手口陽介(レオネサ)を挙げたが「まだ、世界のファンで彼の存在を認知している者は限りなく少ないかもしれない」とも指摘している。

 昨年11月の落選以降、所属チームで奮闘し、調子を上げている「BIG3」だが、果たして、ロシアのピッチには立つのか。海外からも熱視線が注がれている。(THE ANSWER編集部)

2018年3月14日 14時17分
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14431610/

写真http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/2/8/284d2_1588_803f4eea_2a2bb393.jpg