去就が注目される元バイエルン指揮官のカルロ・アンチェロッティ氏が、ミラン時代に師弟関係にあった元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ氏をアシスタントコーチに指名する可能性が浮上しているようだ。13日付のイタリアメディア『メディアセット・プレミアム』が伝えている。

 アンチェロッティ氏は昨年9月、就任2年目に入ったバイエルンで指揮を執っていたが、成績不振を理由に電撃解任された。そこで同氏は、長年に渡って連れ添ったスタッフの刷新を決断したという。

 同メディアによると、選手たちから仕事ぶりを非難されたフィットネストレーナー、そしてアンチェロッティ氏の娘婿である管理栄養士に加え、自身の息子が務めてきたアシスタントコーチの変更も見込まれているようだ。

 アシスタントコーチの後任候補に浮上したのは、アンチェロッティ氏とはミラン時代に師弟関係にあったピルロ氏だ。2001−02シーズン途中からミランの指揮官に就任したアンチェロッティ氏は、同シーズンにインテルから加入したピルロ氏の才能を見抜き、司令塔として開花させた。

 イタリア代表の新監督候補にも挙げられているアンチェロッティ氏だが、日々のトレーニングで指導を行えるクラブチームでの指揮を希望していると12日に明言している。新天地候補としてはプレミアリーグが浮上。アーセン・ヴェンゲル監督の退任が予想されるアーセナル、そしてマウリシオ・ポチェッティーノ監督のレアル・マドリード行きが噂されるトッテナムが候補に挙げられており、2009年から2011年にかけてチェルシーの指揮を執った時以来のイングランド復帰が予想されている。

 サッカー界のビッグネームであるアンチェロッティ氏とピルロ氏。両者が再タッグを果たしてプレミアリーグへ向かうこととなれば、注目を集めることは間違いなさそうだ。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180314-00728505-soccerk-socc