昨季は日本で1安打…あの内野手、大リーグで快音連発中
2018年3月13日18時24分 朝日新聞デジタル
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オープン戦で好調なジャイアンツのジェンセン
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昨季はソフトバンクで1本しか安打を打てなかったカイル・ジェンセン内野手が、大リーグのオープン戦で打ちまくっている。
ジャイアンツとマイナー契約し、招待選手としてキャンプに参加する29歳。
10日(日本時間11日)のエンゼルス戦では4番に座って大谷の前で中前適時打を放つなど、12日時点で計21打数7安打10打点だ。
このうち本塁打は5本と驚異的な成績を残している。

身長190センチ、体重115キロ。2016年にダイヤモンドバックスで大リーグデビューを果たし、17試合で2本塁打。
もともとパワーには定評があったが、昨季のソフトバンクでは6試合の出場にとどまり、12打数1安打1本塁打に終わった。
実力よりも、「左投げ右打ち」の珍しい選手として注目を浴び、1年で帰国した。

昨季、地区最下位に沈んだジャイアンツはオフに戦力補強に乗り出したため、ライバルは多い。
オープン戦でアピールを続けてメジャー昇格を狙うジェンセンは、米メディアのインタビューに、「いまはすべてがうまくいっているが安心はできない。この状態を継続してやっていきたい」と語った。

チームには日本にゆかりのある人物が多く、ヤクルトなどで活躍したヘンズリー・ミューレンスがベンチコーチ(ヘッドコーチ)。
中日時代に3年連続で首位打者を獲得したアロンゾ・パウエルが打撃コーチ、日本ハムでのプレー経験があるリック・シューが打撃コーチ補佐を務める。
パウエル打撃コーチはジェンセンについて、「いいスイングをしている。楽しみな選手だ」と話した。