大貫 異形 肛門 激臭 不遜 コレステロール タクヤ ポリウレタン ときど はじめ 母乳 超神水
CHEMISTRY デビュー 17周年 迎える 2018年3月7日 こくじん こくの味噌 たわけ >>534>>1>>20>>67>>258>>331
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456 俺より強い名無しに会いにいく sage 2018/02/17(土) 22:58:15.78 0
その後完全に手を付けられなくなったこの異形は更に増長し浅草の街から始まり都内で人を喰らい回るようになった
東京都内の若い男の半数を既に飲み込んでしまったこの異形は近代兵器の全てを飲み込み自衛隊を圧倒した
国がさじを投げた後誰も居なくなった浅草の街にその異形とときどは二人で暮らしていた
ときどは自分の犯してしまった罪に押し潰されそうになっていた
道連れも考えたがどう考えても何やっても通用しない
ときどは絶望しながら真夜中の大貫ビルの屋上で号泣した
異形も母乳を求めて屋上へ上がってきた
「はじめの超神水飲んで一緒にもっと強くなろーよ、修行しよ?」
この自堕落で不遜な異形にとってはただ母乳を飲む事で修行なのだ
困った事に本当にそれだけで成長してしまうポリウレタンのようなこの異形の“才”にときどは恐怖した
「もうやめましょう…」
「………んっ?…あれ?俺に逆らうわけぇ?はじめでも許さないよぁじで」
ときどは殺される覚悟で不遜な異形に逆らった
異形の臀部がみるみる紅く染まり血管が浮き膨張した
“死” をときどは覚悟したその時
「………ハジメェ………」
どこかで今にも消え入りそうな程に小さい声がする
この優しい声を覚えている
出会った頃のヌキさんの声だ
異形の下半身の“クリトリス”から声が聴こえる
「ハジメェ…ァジゴメェン……コノカイブツハサ…オレノフソンガゲンインナンダヨネ…オレノフソンヲオサエラレナクナッテサァ………コレオレノセイダァ…ゴメェン…」
「コイツハオレガアノヨヘツレテッカラ…」
「コンナオレヲアニキトシテシタッテクレテ…アァジ…ウレシカッタ…ハジメェ…」
「…アリガトォ…」
不遜な異形は生まれて初めて戦慄した
身体的にも精神的にも完全に乗っ取ったはずの大貫が話せるはずが無いのだ

「…ワレ…サイシュウジンブツ…オオヌキシンヤ…」

これが大貫晋也の最後の言葉となった
その瞬間異形は断末魔と共に強烈に発光した
「ぐっ…ヌキさん!?」
やがて徐々に発光が収まると元のヌキさんが生まれたままの姿で立っていた
大貫晋也の身体が少しづつ光の砂のように空へと消えていく
涙でヌキさんがまともに見れない
ヌキさんが消えていく…
「ヌキさん!」
大貫はそれに答えるように微笑みながら消えていった
家主の居ないビルの屋上でときどは泣いた
母乳を漏らす事も構わず泣いた
身体が母乳を与えたがってる…自分が母になっている事に気づき何時間も泣き続けた
気づけば浅草の空が僅かに明るくなり始めていた
朝を告げる夜明けだ