https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180313-00000021-nkgendai-spo
言い訳をHPに 貴乃花親方「無断欠勤」隠蔽工作と噴飯FAX

「無断欠勤だ何だと騒がれたもんで、慌てて言い訳を考えたのですよ」
と、こう続ける。

「協会には貴乃花親方からファクスが届いたらしい。でも、それは今日12日の
話でしょう? それなら初日が無断欠勤である事実に変わりはない。しかも
『協会に説明した』とあるが、世間では一方的にファクスを送り付けること
を説明とは言わないでしょう。さらにファクスには、急用の際はファクスし
て欲しいと書いてあったとも聞きました。急用でも電話でなくファクス(笑)」

貴乃花親方は一連の騒動で理事を解任されたとはいえ、役員待遇委員だから本来、
役員室に詰める義務がある。にもかかわらず、内閣府に告発状を出した途端、
職場放棄。

■やることはやらずイチャモンばかり

 貴ノ岩は昨年発覚した日馬富士暴行事件の被害者だ。頭のケガだけに親方が
心配するのもわかる。しかし、だからといって“弟子は大阪に送り出すけど、
医者と連絡を取り合いたいから自分は京都の宿舎で待機”という言い訳は、
まったくもって意味不明。これには親方衆も驚くやら、呆れるやらだ。

「予断を許さないとか、そんなことを言うなら貴ノ岩と一緒に行動すればいい
のに。もし、貴ノ岩に何かあったら、京都から駆けつけるっていうの? これ
が欠勤理由になると思っているあたり、いったい何を考えているのかわからな
い。結局、告発状を出した手前、どのツラ下げて来たんだと非難されるのが嫌
なだけじゃないか。まるで子供だよ」

 こう話す中堅親方の言葉を、別のベテラン親方が引き取る。

「『予断を許さない』という力士をなんで土俵に上げるのか。貴乃花親方本
人はこれで15日間休むつもりなんだから、もう言葉すら通じない。
宇宙人ですよ、あれは」

 とまあ、ブーイングの嵐。すでに協会内では、「こんな理由で職場を放棄
するんだから、解任動議が出るのも時間の問題」という声も出ているという。

 やるべきことはやらず、そのくせ文句、というかイチャモンはつける。貴
乃花親方はいつもそうだ。日馬富士暴行事件でも協会の聴取に応じず、それ
ばかりか電話も一切無視。巡業部長だった当時は事件対応のために冬巡業に
帯同しなかったものの、その任を解かれたわけではなかった。もし、巡業先
で何か事件が起こった場合、真っ先に対応すべき立場であるにもかかわ
らずだ。

「以前は理事会などで声を荒らげることも少なくなかったが、それは決まって
同志の宗像元外部理事や、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)がいる時に限ってだ
った。彼らの発言の尻馬に乗って、感情的に大声を上げるだけ。自分から建設
的な意見を言うことはほとんどなかったそうですから。それがいまや、宗像元
外部理事は協会を去り、伊勢ケ浜親方とも袂を分かった。ここ最近、理事会で
おとなしかったのは、貴乃花親方自身に周囲を納得させるだけの材料も考えも
ないからですよ」(前出のベテラン親方)

すでに同志と呼べる存在は裏金顧問こと小林元顧問、宗像元外部理事、
神山監事の3人だけ。親方衆からは見限られ、一門も事実上、阿武松親方
(元関脇益荒雄)に乗っ取られた。

 相撲協会に貴乃花親方はいらない――これが親方衆の一致した意見なのだ。