11日に行われたギリシャリーグ第25節PAOKとAEKアテネの一戦で、PAOKのイヴァン・サヴィディス会長が判定を不服として腰にピストルを下げたまま2度にわたってピッチに侵入した事件を受け、ギリシャ文化・スポーツ省は12日、リーグ戦全試合の無期限延期を発表した。国際ニュース通信社『ロイター』が伝えている。

 11日の試合では、両チームがスコアレスで迎えた終了間際の90分、PAOKのDFフェルナンド・ヴァレラのヘディングシュートがゴールネットを揺らした。しかし、主審はオフサイドがあったとして得点を取り消す判定を下した。すると判定を不服とするホームのサポーターがピッチになだれ込む騒動に発展し、試合は中断。さらに、この騒動に紛れ、サヴィディス会長が銃を携帯したままピッチに侵入したことで現場は騒然とした。結局同氏は、地元警察に付き添われてピッチ外へと誘導されたようだ。

 警察によると、サヴィディス会長は銃を所持できるライセンスを持っているため銃の所持については追求されないものの、ピッチへの侵入については刑期なしの軽犯罪を問われる見込み。ギリシャ系ロシア人の実業家であり、ギリシャリーグの主要スポンサーの株も所有している同氏の行動は、大きな衝撃とともに報じられていた。

 政務官を務めるヨルゴス・バシリアディス氏は「リーグ戦の延期を決定した。関係者全員が納得できる状態、ルール、そして枠組みが整備されない限りは再開しない」とコメントを発表している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180313-00727919-soccerk-socc


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