2013.05.20 11:12
女優の北川景子が、女優デビュー作となったドラマ「美少女戦士セーラームーン」(CBC)でのオーディション秘話を明かした。

デビュー10周年を迎えた北川は、18日付のオフィシャルブログにて、「忘れもしない10年前」と切り出し、一発芸を披露したという同作の最終オーディションを振り返った。

「ごくごく普通の冴えない高校生だった私は何も一芸を持ち合わせておらず、オーディション前夜まで何を披露するか決められずにいました」と語った北川。
「就寝前、私はとうとう思い詰め、サツマイモを半分に切ってラップで包み彫刻刀と一緒に鞄の中に入れました」と告白し、
「当日のオーディション会場では容姿端麗で、歌やダンスやバレエ、新体操など才能豊かな少女たちに紛れ、もうどうにでもなれと惨めな気持ちで審査員の前で黙々と芋版を彫って合格しました」と知られざる秘話を明かした。

さらに北川は、「現実に打ちのめされ神戸までの帰りの新幹線では『落ちるなら芋で落ちた。』と何度も強く思いました」と17歳だった当時の心境を振り返っている。

また、「芋版で合格にして下さったお心の広い白倉さん、田崎監督には今も頭があがりません。(笑)」とお茶目にコメントし、「御縁が繋がり、10年経ち今の私がまたここに立っていられるのですから、
なんと自分は人に恵まれてきたことかと、ひしひしと感じます。めぐり合い、奇跡、そんなことについて考えていた今日この頃です」としみじみと綴った。