「柔道・東京都選手権」(11日、東京武道館)

 全日本選手権の東京都予選を兼ねて体重無差別で行われ、女子は52キロ級で五輪3大会連続出場の中村美里(28)=
三井住友海上=が、銅メダルを獲得した16年8月のリオデジャネイロ五輪以来となる実戦に復帰した。

 3階級上の相手から関節技で一本を奪うなど2試合を勝ち上がったが、パワーに押されて4回戦で敗退。
本戦(4月22日、横浜文化体育館)への出場権は得られなかったものの、「挑戦できてよかった」と充実感を漂わせた。

 「キツかった。想像以上に(大きな相手の)圧力があった」。久々の実戦に息を切らした中村だが、
試合後の表情からは自然と笑みがこぼれた。「中学生の頃から大きい人とやるのが楽しかった。
柔道のいいところは体が小さくても大きい人に勝てること。(社会人では)けがも怖くてなかなかやれないが、
やっぱり大きい人とやるのはいい。戦い方次第で勝ち方はたくさんある」。原点に立ち返って柔道の試合を楽しんだ。

 一方で、2020年東京五輪に向けた今後の戦いについては「まだ何も考えてない」と、
階級も含めて白紙を強調。昨年から大学院に通っており、しばらくは二足のわらじを履く予定だ。

デイリー
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180311-00000172-dal-spo

画像 リオデジャネイロ五輪以来の実戦に復帰した中村美里
https://amd.c.yimg.jp/im_sigg45dwE6G82QXEfjBiP32R0w---x675-y900-q90-exp3h-pril/amd/20180311-00000172-dal-000-3-view.jpg