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レコード会社の世界的チェーン「タワーレコード」の創業者ラッセル・ソロモン氏が4日、カリフォルニア州サクラメントの自宅で亡くなった。92歳だった。自宅でアカデミー賞授賞式を見ていて心臓発作を起こしたとみられるという。

 家族が地元紙サクラメントビーに語ったところによると、アカデミー賞を自宅で見ていたソロモン氏は「登壇者の衣装がひどすぎる」と言って、妻にウイスキーのおかわりを頼んだ。妻がウイスキーを持って行くと倒れていたという。

 地元メディアなどによると、40年代に父親が営む薬屋の一角で古レコードを売り始めた。その後、店舗数を拡大して一時は世界30カ国に200店舗以上を展開した。日本には79年に進出し、東京・渋谷店は世界最大規模で知られた。しかしネット配信の台頭で業績が低迷し、06年に破産申請した。ただ日本は02年にMBO(経営陣による買い取り)が行われ、独立した経営体制になっている。(サンフランシスコ=宮地ゆう)

2018年3月6日18時09分
朝日新聞デジタル
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