アカデミー賞の短編アニメーション部門(候補5作品)で、NBA元レイカーズのコービー・ブライアント氏(39)が
アニメーション監督のグレン・キーン氏(63)とともに受賞を果たした。

2015年に現役引退を表明した際に使われた「DEAR BASKETBALL」がノミネートされていたもので、この作品は
ブライアント氏が引退に際して自身の気持ちを「詩」で表現。キーン氏が映像化して5分間のアニメ作品に仕上げていた。

作品の中でブライアント氏は父親の靴下を丸めたボールで始めた競技人生を語り「6歳だった子どもに夢を与えてくれた。
だからいつまでも大好きだよ。でも君のことしか考えられない時間は長くは続かない」とバスケットボールを“擬人化”
しながら引退を決意した際の自身の感情を表現。トロフィーを贈られた同氏は「バスケットボールの選手は黙って
ドリブルしていりゃいいんだとも言われたけれど、それとは違ったことをちょっとだけやれたことがうれしいよ」と
ジョークを交えてあいさつ。少年時代にイタリアで生活したこともあって、最後はイタリア語でもスピーチして家族や
関係者に感謝の意を述べていた。

ブライアント氏はNBAファイナルを5回制覇。ファイナルでのMVPは2回、オールスターゲーム(選出18回)でのMVPは4回、
シーズンのMVPは1回、得点王には2回輝いているが、そこにコート外で得た新たな“勲章”が加わった形。レイカーズ時代の
チームメートで一時は犬猿の仲だったことで有名なシャキール・オニール氏(45)は「うらやましいよ(笑)」とツイートしていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180305-00000117-spnannex-ent