平昌五輪で金メダルに輝いた、スピードスケート女子パシュートの日本チーム。
菊池彩花(30)は準決勝を滑り、決勝進出に大きく貢献した。ところが、彼女の地元・長野県南相木村では、この度の快挙に水を差しかねない騒動が起きていて――。

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平昌五輪には菊池のほか、悠希(27)と純礼(22)の2人の妹もショートトラックの選手として出場した。このアスリート姉妹を輩出した南相木村は、人口1000人ほどの過疎村である。

村始まって以来のスター誕生に、中島則保村長は、「村から金をメダリストが出たことは誇りです。
村の表彰規定がありまして、今回はもう少し上のものを出そうと考えています。とりあえず、功労賞や村民栄誉賞みたいなもの」と語るが、村民からは村長の言葉を疑う声も聞こえてくる。

「菊池の父親、毅彦さんは実は前村長でして、現在の中島村長とは言うなれば犬猿の仲。村人だったら、2人の関係はみんなが知っていることです」(さる村民)
菊池の父・毅彦氏と中島村長は、かつては役場の上司と部下の関係だった。ところが毅彦氏が2011年の村長選に当選すると、中島村長を役場から社会福祉協議会へ“左遷”。中島村長は15年の村長選に立候補し、毅彦氏を破ったという。

そんな因縁があるだけに、菊池の「村民栄誉賞」の話は鵜呑みにできないというのだ。実際、
「平昌に出発する前に、公民館で菊池3姉妹の激励会をやったけど、200人ほどしかいなかった。正直、盛り上がりに欠けていましたよ」

と別の村民は明かす。しかも、その200人も村外からの知人を含めての数字であるという。いわゆる、村社会特有の軋轢。“前村長派”が少数派であることから、菊池も村八分の状況に追い込まれかねない。

菊池の父・毅彦氏に話を聞くと、「私と現村長の関係を記事にされると困るんですよ……」と多くを語らず。3月1日発売の「週刊新潮」で詳しく報じる。

「週刊新潮」2018年3月8日号 掲載

2018年2月28日 17時0分 デイリー新潮
http://news.livedoor.com/article/detail/14366805/

写真
http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/d/d/dddaf_1523_cfcf9214_31bfad64.jpg