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日本のカーリング女子代表が休憩中に現地のイチゴを食べたことについて、朝日新聞がわざわざ韓国のイチゴを褒める記事を公開した。
朝日新聞は日本から盗まれて無断使用されている品種だということに言及していない。

参考:「韓国のイチゴ、お気に入りでした」銅のLS北見が会見

韓国のイチゴ問題は有名な話であり、ジャーナリストなら知っていて当然と思ったが、まさか知らなかったのだろうか…。

朝日新聞はこれより前、カーリング女子について韓国視点の記事を書いたことで炎上していた。不自然なまでに韓国をもちあげて日本を貶めるような記事を書いていたのだ。

参考:【炎上】朝日新聞のカーリング報道がなぜか韓国視点

この流れで韓国のイチゴを絶賛する記事を書けばまた報道姿勢を疑われるのは当たり前。さらに今回はイチゴの権利問題も絡む。
話は20年前に遡る。

愛媛県のイチゴ農家・西田朝美さん(90)は、6年かけてとても美味しいイチゴ「レッドパール」を開発した。そこに韓国の農業研究者「金重吉(キム・チュンギル)」氏(80)が譲渡をお願いしに来て、やむを得ず個人栽培のみという条件で5年契約を結ぶ。

だが、レッドパールは韓国で「ユクボ」という名前に変わり、いつの間にか韓国起源のイチゴということになっていた。

韓国ではレッドパールが大流行したが、西田さんに使用料は一切入らない。

ついには大臣がコメントするまでの事態になった。当時このニュースを目にしたという人は多いだろう。

韓国のイチゴ農家はどう思っているのか?インタビューしてみた。

韓国では他にも「章姫」などが無断で使用され、日本のイチゴを掛け合わせることで「ソルヒャン」という新しいイチゴも生まれた。韓国では法制度の不整備もあり、日本人は使用料を請求することができない。

日本の損失は5年間で220億円になると試算されている。

このような問題があるにもかかわらず、朝日新聞は都合の悪い部分に触れず「韓国のイチゴ、お気に入り」と短絡的に紹介した。伝える箇所を間違えているのではないか。
これより前、麻生大臣は韓国との通貨交換(スワップ)に難色を示したことがあった。

「約束が守られない」「貸した金が返ってこない」というのはまさにイチゴ問題と共通する部分をはらんでいるように思える。西田さんは金重吉氏と契約する際にきちんと契約書を交わして落ち度がないように気をつけていたのに、取り返しがつかないことになった。

今回のイチゴ問題は氷山の一角にすぎない。