高木菜那が巧みな駆け引きで大柄な外国人選手たちを翻弄し、団体追い抜きに続く金メダル獲得の快挙を成し遂げた。

 号砲とともに選手たちが一斉にスタート。マススタートでは、接触、転倒による危険を防ぐため、最初の1周は加速が禁止されている。
緩やかな速度で始まるが、小柄な高木は押し出されるように集団の後方へ。2周目からはエストニアの選手が先頭に大きく飛び出すも、空気抵抗を避けるため前には出ず、
列の中盤で冷静にペースを保った。

 レース中の獲得ポイントの合計を競うマススタートでは、途中の順位に応じて中間ポイントが与えられるが、
ゴール時の着順ポイントが圧倒的に多いため、決勝では選手たちは1位でゴールすることを目指す。

 勝負の終盤。最後の4周に入ると、するするっと順位を上げて先頭集団に。
ラスト1周の鐘が鳴り響いた前後、これまで蓄えていた力を全て出すように腕を大きく振ってギアを上げる。
最終カーブで内側から先頭の選手を抜き去ると、そのままトップで逃げ切った。

 レース後のインタビューでは「最高のオリンピックにできたので本当に良かった」と笑顔がはじけた。

 一方で安倍晋三首相も偉業を受け、「おめでとうございます!パシュートに続いての2個目の金メダルは、歴史的な快挙。
ラスト1周の瞬発力は、圧倒的でした!」と写真共有アプリ「インスタグラム」に祝福のメッセージを投稿した。

 小さい頃から注目を浴び続けてきた妹の美帆(23)に勝つことを目指してきた。高校時代の高木を指導した東出俊一さん(61)は、
この金メダルが美帆を上回る2個目となったことを挙げ、「ずっと妹を超えることが夢だったから、それがかなったので良かった」と語った。

http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180225/pye1802250008-n1.html

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