J2京都サンガFCは25日午後3時から、西京極陸上競技場で町田との開幕戦に臨む。布部監督が2年目の指揮を執り、昨季12位からの巻き返しを図るシーズンが始まる。

 昨季の開幕戦はホームで山形に敗れ、最初の10試合で5敗とスタートダッシュに失敗。低迷を招く要因となっただけに、町田戦は手応えをつかむ試合にしたい。望月は「昨季は悔しい1年だった。借りを返すシーズンにしたい」と力を込める。

 特に、練習でこだわってきた「ボールを保持するサッカー」が機能するかが鍵だ。町田は最終ラインを高く保ち、前線からプレスをかけてくる。守備網をかいくぐりながら空いたスペースにボールを運び、岩崎らのスピードを生かしたい。新加入の湯沢は「町田はボールのあるサイドに守備が集まってくる印象。サイドチェンジも有効だと思う」と打開策を語る。

 サンガの布陣は昨季と同じ4−4−2が基本。体調不良などで出遅れていた新外国人FWロペスもコンディションを上げている。選手交代のカードをどう切るかも注目される。

 5年目の相馬監督が率いる町田も4−4−2の布陣か。昨季チーム最多の11得点を挙げた中島の飛び出しに注意。20歳以下日本代表に選ばれた平戸のパス精度は高い。縦に速い攻撃に対して常に備えを怠らないよう守りたい。

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