【平昌(韓国)=結城和香子】平昌五輪に個人枠で参加している「ロシアからの五輪選手」(OAR)の1人が、ドーピングに陽性となった疑いがあることが明らかになった。

 タス通信など複数のロシアのメディアが18日、OARの広報担当者の話として伝えたもので、「国際オリンピック委員会(IOC)からOARに、検査で異常値が出たと通知が来た」という。今後Bサンプルの分析などを経て、「陽性」が確定する。

 ロシアでの報道によると、この選手はカーリングの混合ダブルスで13日に銅メダルを獲得した、アレクサンドル・クルシェルニツキーで、検出された禁止薬物はメルドニウムという。

 IOCは18日声明を出し、もし陽性となれば、平昌五輪閉幕前にロシア五輪委に対する処分解除を検討する際、勘案するとしている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180218-00050115-yom-spo