0014名無しさん@恐縮です
2018/02/14(水) 23:25:08.58ID:5h+jw5+o0https://digital.asahi.com/articles/ASL2G6VHXL2GULZU016.html
いやあ、本当に残念。小平奈緒は金メダルを取れると思っていたし、取らせてあげたかった。
ただ、この差は惜しい差ではない。
小平にとって、目指すタイムの一つのメドは、五輪レコードの1分13秒83だったはず。
それが、1分13秒56を先にテルモルスに出された。想定以上のタイムを出されたことで、
小平も意識してしまったのだろう。動揺が隠しきれなかった。
レース前の表情はいつもの客観的な感じではなかった。気持ちが高ぶりすぎていた。なんとか、
体をリラックスさせよう。その意識が強すぎた。心拍数は普段より上がったはずだ。
レース展開は、200〜600メートルで足を使いすぎたため、最後の1周に疲れが出てしまった。
小平にとって不運だったのは、アウトスタートだったこと。最初に直線が長くてスピードに乗れ、
疲れが出る最後のコーナーで相手の力を借りながら小さいカーブを曲がれるインスタートのほうが、
1000メートルは有利になる。テルモルスはインスタートだった。これが逆だったら、タイム差は縮まっただろう。
ただ、逆転できたとまではいえない。今日の順位は実力差といえる。
気持ちがコントロールできなかったこと、思い描くスケーティングができなかったこと――。
反省材料はわかったはずだ。500メートルは、この悔しさが最高のカンフル剤になる。(長野五輪金メダリスト)