2/14(水) 20:51配信
Football ZONE web

前半4分にモレノのヘディングシュートで先制を許す

 鹿島アントラーズは14日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第1戦・上海申花(中国)戦に臨んだ。今季から日本に復帰したDF内田篤人が先発に入った試合は前半4分に失点したものの、後半に同点ゴールを奪い1-1で引き分けた。


 昨季はJ1リーグ2位でACL出場権を手に入れた鹿島。今季こそ悲願の初タイトルを手に入れるべく、本拠地カシマスタジアムにナイジェリア代表FWオバフェミ・マルティンス、コロンビア代表MFフレディ・グアリンら擁する上海申花を迎えた。大岩剛監督は内田、そして東京Vから加入の安西幸輝を先発起用。センターバックは日本代表DF昌子源と植田直通、2トップにはペドロ・ジュニオールと鈴木優磨が入った。

 しかし前半4分、鹿島は試合の入りに失敗する。左CKからの流れで放たれたシュートはクロスバー直撃で命拾いしたが、マルティンスのクロスにGK曽ヶ端準がはじき切れず、FWジョバンニ・モレノのヘディングシュートを浴びて先制を許した。

 いきなりのビハインドとなった鹿島は攻勢を強めるも、なかなかゴールを割れない展開に。前半30分にはMF遠藤康の直接FK、右CKからDF昌子源のヘディングシュートと立て続けに決定機を迎えたがチャンスを生かせなかった。内田も同35分に鈴木の頭に合わせるクロスなどを送り込むも得点につながらなかった。

遠藤がこぼれ球を胸で押し込み同点に

 1点ビハインドでハーフタイムをおりかえした鹿島だったが、後半6分に反撃の狼煙を上げる。ペナルティーエリア内で混戦となると、鈴木がやや強引にシュートを放ち、最後はこぼれ球を遠藤がとっさの判断で胸で押し込んでゴールネットを揺らす。鹿島が勝負強さを見せて1-1に追いついた。

 その後は同22分に安西がシュートを放つ場面があったものの、なかなか試合を動かせない。後半32分にはマルティンスにニアサイド至近距離からシュートを打たれたが、曽ヶ端が手ではじき出して難を逃れた。

 そして、試合終了間際にレオ・シルバが決定機を生かせず、アディショナルタイムには内田が果敢にシュートを放つも、結局このままスコアは動かずタイムアップの笛がなかった。90分間戦い切った内田の古巣復帰戦を勝利で飾ることこそできなかったが、ホームでの敗戦は逃れた。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

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