https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180209-00010001-flash-peo
8票の阿武松親方のみが当選し、貴乃花親方はわずか2票で落選。その2票は自
身の投票と、息子の妻の父・陣幕親方のものとみられている。

 取材を進めると、「貴乃花親方は、本気で浮動票による当選を目論んでいた」
という話が、担当記者から多く聞かれた。ではなぜ、本人にとって想定外の結果
になったのか。

「貴乃花親方の姿勢にも問題があった」と、協会関係者が明かす。

「今回は貴ノ岩の問題で、理事を解任されているし、出馬を見送ったほうが
いいといった意見が一門のなかに多数あった。だが、まったく聞く耳を持た
なかった。かといって、自らほかの一門の票集めに積極的に動こうとしない。

 九重親方の件についてもそうだが、何も言わなくても、ほかの一門の若い親
方衆は共感してくれるはずという自負があったようだ。勘違いもはなはだしい。
今回、貴乃花親方の代わりに錣山親方が中心となって票集めに走ったが、うま
くいかなかった」

 貴乃花一門のなかにも、その姿勢に疑問符をつける親方はいたという。

「昨年の日馬富士の暴行事件あたりから、一門の足並みが乱れていた。裏金顧
問と呼ばれ協会から訴えられている小林慶彦氏や、元外部理事で協会批判を繰
り返す宗像紀夫氏がバックにいるなど、評判がよくない人とのつき合いが多い。

 改革と言いながら、何がやりたいのかわからない。何度も一門会を開いて結
束力をアピールしていたが、発言するときはつねに上から目線だし、はっきり
と『ついていけない』と口にする親方もいた」(貴乃花派の親方)

 貴乃花は、負けるべくして負けたのだ。