数多くの日本人サッカー選手が欧州の舞台でプレーしているが、最も成功を収めている選手は誰なのか。リーグやクラブ、時代も異なるだけに議論百出のテーマだが、UEFA(欧州サッカー連盟)公式サイトでは「日本の欧州最大の成功事例」という特集を組み、日本人選手にスポットライトを当てている。

 UEFA公式サイトは11日に記事をアップすると、「建国記念日のため、UEFAでは欧州に影響を与える日本人選手に敬意を表します」と記して日本人選手の特集を組んだ。内容は、欧州でのプレー経験を持つ日本人選手を対象に4部門を設けてランキング形式で紹介している。

「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)/欧州チャンピオンズカップ(予選含む)」の通算出場数と得点数、UEFA主催クラブ大会での通算出場数と得点数をそれぞれ部門別に掲載。全4部門でトップに輝いたのは、欧州3カ国でプレーした本田圭佑(パチューカ)や元日本代表MF中村俊輔(ジュビロ磐田)、元日本代表MF中田英寿氏ではなく、「小さな魔法使い」として欧州で結果を残し続けるドルトムントMF香川真司だった。

 同記事では「シンジ・カガワが日本人選手全4部門でトップ」と言及。CL出場記録では、シャルケで長年活躍したDF内田篤人の31試合を上回り、香川が32試合でトップに君臨。また得点数でも、2位本田の3得点と僅差ながら、香川が4得点で1位に立っている。

「日本人初のUEFAトロフィー優勝者」は…
 UEFA主催クラブ大会においても、香川は52試合で日本人最多だ。マンチェスター・ユナイテッドでも出場するなどキャリアを積み重ね、2位の内田より12試合多い。また得点数では、5得点で2位の本田を大きく引き離し、香川が11得点でトップとなっている。

 また、2002年UEFAカップ決勝でドルトムントに3-2と勝利し、フェイエノールトの優勝に貢献した小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)も記載され、「日本人初のUEFAトロフィー優勝者」として紹介されている。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180212-00010020-soccermzw-socc