教育評論家の尾木直樹氏(71)が9日、TBS系「ビビット」(月〜金曜・前8時)の電話取材に応じ、イタリアの高級ブランド「アルマーニ」の標準服を今春の新1年生から導入する東京・中央区立泰明小学校について「公立であれば税金の公金を使っているわけでうから、地元の地域の一般的な意向を集約するのというのは当たり前だと思うんです。貧しい方、絶対に来られないですよね泰明小学校に。選べないんですよ。自らハードルを高くして来れないようにするっていうのはいかがなものでしょうね」と断じた。

 同校では和田利次校長が今春の新入生からイタリアの高級ブランド「アルマーニ」の標準服を導入すること決定。ただ、学校側が提案するものをすべてそろえれば約8万円と高額なことから様々な波紋を呼んでいる。和田校長は今回の導入を「服育」のためと説明しているが、尾木氏は「服育」という用語を「造語ですね」と示し「公立は中身で勝負しなくてないけないのに、服育ビジュアル教育だなんて貧しい精神構造だなと思いますね」と批判していた。

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