「日本ハム春季キャンプ」(6日、スコッツデール)

 日本ハム・斎藤佑樹投手がブルペン入りし、“甲子園Vスライダー”を試投した。

 46球を投げ終えた後、右腕は捕手の清水を呼び止めた。もう一度プレートに足を掛け、
指先から放たれたボールは弧を描いてミットへ。「そんなに近々にほしいという球ではないんですけど、
余裕がある時に使いたいですね」。使えれば、投球の幅が大きく広がる原点のスライダーだ。

 2006年、早稲田実業を初の夏の甲子園優勝に導いた斎藤佑。決勝戦引き分け再試合まで戦い抜く原動力になったのが、
勝負球のスライダーだった。ここ最近は感覚が悪く、封印していたという。

 「ずっと投げていたボールなので。フォームが安定してくれば、また投げられるようになると思っています」。
10日の韓国・KT戦(スコッツデール)では、2イニングに登板予定。まずは快投を披露し、一気に開幕ローテ入りへ突っ走る。

デイリー
https://www.daily.co.jp/baseball/2018/02/08/0010966669.shtml
画像
https://daily.c.yimg.jp/baseball/2018/02/08/Images/d_10966670.jpg