今冬の移籍市場で2選手を獲得したバルセロナだが、直近1年における選手補強に要した合計金額はパリ・サンジェルマンと大きな差がないようだ。スイスにあるスポーツ研究国際センター(CIES)のレポートを元に、6日付のスペイン紙『アス』が伝えている。

 バルセロナは今冬の移籍市場で、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョとコロンビア代表DFジェリー・ミナを獲得した。前者の移籍金は冬の移籍市場における最高額記録を大幅に更新する1億6000万ユーロ(約217億円)。後者の移籍金は1300万ユーロ(約18億円)だった。合計金額の「1億7300万ユーロ(約235億円)」という数字は、今冬の移籍金ランキングで2位だったリヴァプール(8500万ユーロ/約115億円)の2倍以上の額となっている。

 一方でバルセロナは、フランス代表FWウスマン・デンベレらを獲得した昨年夏の移籍市場で、すでに計2億4100万ユーロ(約326億円)を選手補強に費やしていた。直近1年間の合計金額は「4億1400万ユーロ(約561億円)」に到達。合計3億5500万ユーロ(約481億円)で3位となったマンチェスター・Cに8500万ユーロの差を付け、年間2位となっている。

 ちなみに年間首位のクラブはパリ・サンジェルマンで、移籍金合計額は4億1800万ユーロ(約566億円)。夏にブラジル代表FWネイマールらを高額で獲得し、話題を呼んだ同クラブだが、年間でのバルセロナとの差はわずか「400万ユーロ(約5億円)」だった。

 1年を通して選手補強に高額を費やしたバルセロナ。今後、投資に見合う結果を収めることはできるだろうか。
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