俺の母は、まさに「大好きなおかずあげるの」な人で
美味しい物は自分より俺に食べさせたがった。
ある程度の年齢になると、母が我慢している事は薄々分かってはいたので、
「母にも食べて欲しいのにな・・・」と思っていた。

母は40と少し、俺がまともな恩返しを出来る年齢になる前に亡くなった。
思い返すに、やっぱり、美味しい物は母にも食べて欲しかったと・・・
それが大きな後悔にもなっていた。

しかし、自分に子供が生まれると、やはり母と同じ事をしてしまう。
そこでやっと、母は、自分が食べるより俺が食べることに喜びを感じていたのだということを実感した。
頭ではそうなんだろう、とは思っていたけど、実感としてはっきり理解した。
後悔は感謝に変わった。


・・・・・深夜で酒に酔っているので少々的外れな事を書いているかも知れない。