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水道橋博士:芸能人って、この手のスクープ記者が何を狙って、何の動機でやってるか分からないんですよ。ただただ自分たちの敵だと勘違いしている。
自らは清いわけではなく享楽的に生きるのがスクープカメラマンという生き物。社会正義のためじゃなく標的を追う。そういう職業なんだっていうのを、
今の芸能界の人たちが知らなさすぎる。そういう人たちと昔から持ちつ持たれつで良いことも悪いことも、情報を与えたり、与えられたりして、芸能界をつくってきてたのを。

――なるほど。

水道橋博士:人間は人の裏側に興味があるのよ。芸能人なんて自己申告の表の側しか見せない職業だから。
そうじゃない、裏では女遊びをやってますよ、薬やってますよ、性格悪いですよ、そういうのを世間は知りたいわけですよ。

――まさにそこが読者の興味の対象だと。

水道橋博士:新谷編集長も確実にその方向にあるよね。芸能人のスクープをやると絶対に売り上げが伸びるから。
ベッキーとか、あれだけ表向き好感度の高い真面目な人が、実は裏では不倫やってると。そういうのはヒューマン・インタレスティング、
人間臭いからやっぱり面白いよ。