「やらない善よりやる偽善」と同じだな。
本当の善行まで偽善という一部のものへのアンチとしての言葉が一般化すると、
偽善までいいことにしたがるやつが出る。
それと同じで、「人を見た目で判断しないで」も、
見た目のイメージと違ってて良い人間まで見た目で判断しないでという意味だったものが、
言葉が一般化すると、見た目通りの奴までも「見た目で判断するな」とか言い出す。

かといって「人は見た目で判断できる」とかいうのも単純化してるだけで、本質的には「人を見た目で判断しないで」と同じだ。
そういう言葉の観念に縛られて、本質を見て生きる能力がないから、単純化した概念で生きてしまうのだろうね。