0004名無しさん@恐縮です垢版 | 大砲2018/01/21(日) 23:44:02.89ID:IYRujlbxO 公衆は退屈しのぎに一匹の犬を飼っておく。この犬は文学界の卑劣漢である。 いま誰かちょっとした人物が現われるとする、傑出した人間ならおそらくもっとお誂え向きだろう。 するとその犬がけしかけられて、退屈しのぎが始まる。この犬は人にかみつく癖があるので、その人の上衣のすそをひっ裂き、無礼ないたずらのかぎりをつくす― ついには公衆のほうが飽きてしまって、“もうたくさんだ”と叫び出す。これで公衆は水平化をなしおえたことになる。