藤井四段が通算59勝「残り2局」昇格へ大きく前進
2018年1月19日20時51分 日刊スポーツ
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感想戦を行う藤井聡太四段(撮影・松浦隆司)
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公式戦29連勝の新記録を樹立した将棋の最年少プロ、藤井聡太四段(15)が19日、大阪市の関西将棋会館で指された順位戦C級2組8回戦で矢倉規広七段(43)を77手で破った。同クラスで8連勝、昇格へ大きく前進した。公式戦通算は59勝11敗。

対局後、藤井は「ここまでいい結果でくることができたので、残り2局も気を引き締めていきたい」と意気込んだ。

順位戦は、A級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組の5クラスで構成。A級の優勝者が名人戦の挑戦者となる。C級2組は1年で10局指し、上位3人がC級1組に昇格できる。デビューしたばかりの藤井は、C級2組から参戦。8連勝で首位をキープした。1期抜けするには9勝1敗、10戦全勝の好成績が必要となる。「残り2局の結果にかかっているので全力を尽くしたい」と話した。

矢倉は「途中から大差になってしまった。もう少し粘ることができる手があったかもしれない」と残念そうに話した。

藤井の次戦は25日、王座戦で村田智弘六段(36)と対局する。