フジのパクリ疑惑は、番組のみにとどまらない。現在、TBSはCMの合間に挟む番宣の手法として、石井大裕アナが「毎日お疲れ様です! 今夜のTBSは!」などと紹介するパターンを採っているが、フジも今年から木村拓也アナが画面に出て「今夜のフジテレビは!」と告知し始めたのだ。

「これをパクリと見るかどうかは判断しかねますが、十中八九、好調なTBSの手法を見てマネたのでしょう」(同)

選手名の誤字を放置&微妙なお詫び

 そんなフジでは最近、表記の誤字が多いという。

「1月10日の『直撃LIVE グッディ!』で、平昌五輪に出場する日本の女子チームパシュートについて解説していたときです。これはスピードスケートの種目で、1チーム3人が縦一列に並んでスケートリンクを6周し、3人目がゴールした時点でのタイムが記録になるというものです。

 しかし、出場選手をパネルボードで紹介した際、1枚目では高木美帆の姉の名前を『高木菜那』と正しく表記していたにもかかわらず、それをめくった2枚目では『高木奈那』と誤表示していたのです。しかし、進行役の倉田大誠アナは気づかずに放置。しばらくしてから『漢字が間違っていました、失礼しました』とお詫びしましたが、何が間違っていたのかという説明はありませんでした」(前出の芸能記者)

 誤字があったことも問題だが、どう間違っていたのかを口頭あるいはテロップで丁寧に伝える姿勢がなかったことも気になる点だ。

「フジはもうアナもスタッフもダメ」

 しかし、問題はもっと根深いところにあるようだ。パシュートのチーム3人は空気抵抗による疲労を避けるため先頭を交代しながら走るのだが、司会の安藤優子から「先頭を代わるときって、何か声かけたりするんですか?」という質問が飛んだにもかかわらず、倉田アナは「やはり何かあると思いますよ」と言うだけで、具体的なコメントはなかった。

「倉田アナも機転を利かせて別のウンチクを言えばよかったのに、『何かある』でスルーするあたり、質の低下が如実にわかる場面でした。さらにいえば、スタッフにも問題があります。本来であれば、出演者からどんな質問が飛んでもいいように、事前に綿密な取材を行い、倉田アナに詳細に伝えておくのが使命なはず。こうした事情に鑑みると、フジはもうアナもスタッフもダメですよ」(前出の業界関係者)

 さらに、もうひとつ。