ノルウェーを代表するバイアスロンのスター選手で、冬季五輪のメダル獲得数で歴代最多を誇る
オーレ・アイナル・ビョルンダーレン(Ole Einar Bjoerndalen)が、平昌冬季五輪の代表チームから
落選した。同国五輪・パラリンピック委員会は「W杯での成績が十分ではなく、残念ながら選考基準を
満たさなかったため」と説明している。

1994年のリレハンメル冬季五輪から7大会連続となる出場を目指していたビョルンダーレンは、
民放テレビTV2で「行けないなんて最悪だ」と話し、ノルウェー五輪委員会の決断に納得していないことを
明かすと、「大会には間に合うように、調子を取り戻せると考えている」と主張した。

冬季五輪で合計13個のメダル(金8個、銀4個、銅1個)を獲得し、W杯で通算95勝、世界選手権
(IBU World Championships Biathlon)で通算20勝の実績を誇るビョルンダーレンは、バイアスロン界で
「史上最高の王者」として知られているが、今月中に44歳の誕生日を迎えることもあり、TV2は
2018年シーズンを最後に現役を引退するつもりだったと伝えている。

2002年のソルトレークシティー冬季五輪ではスプリント、パシュート、個人20キロメートル、そして
4×7.5キロメートルリレーの4冠を達成したビョルンダーレンが不在となるノルウェーは、ヨハネス・ボー
(Johannes Boe)とタリアイ・ボー(Tarjei Boe)兄弟を筆頭に、エミルヘグル・スベンセン(Emil Hegle Svendsen)、
ラーズ・ヘルゲ・ビルケラン(Lars Helge Birkeland)、ヘンリク・ラビー・ルンド(Henrik L'Abee-Lund)、
アーランド・ビョルンテガード(Erlend Bjoentegaard)が代表として平昌五輪に出場する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000017-jij_afp-spo