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2018.01.15 08:00

 人気ゲーム「モンスターハンター」シリーズをはじめ芸能界屈指のゲーマーとして知られるお笑いコンビ・次長課長の井上聡が、自作ゲーム案を考えたものの、途中で断念していたことを明かした。
考えたものは「勇者を途中でやめちゃうゲーム」という画期的なものだったが、「個人的にやるなら5年以上はかかると思って」と、制作期間の長さなどが理由だという。

 1月21日に放送されるAbemaTVのモンハン特番に出演予定の井上は、ゲーム好きが多い芸能界の中でも、断トツのプレイ時間を誇るレジェンドゲーマー。
理想のゲームを作ろうと「全部のゲームを知っているような人」と、真剣にゲームの設定を考えたことがあるという。

 「こういうのはどうですかと聞いたら、これは他のゲームとかぶりますとか、全部答えてくれる専門家とすごく話したんですよ。その人がいいですねって言ってくれたのが、いろんな葛藤があって勇者を途中でやめちゃうっていうゲームでした」と、恥ずかしそうに語った。
「勇者って16歳ぐらいの設定で、年頃じゃないですか。勇者に担ぎ上げられたけど、いろんな誘惑や魅力があって『人に言われてやることじゃない!』って気付いて、やめちゃうっていう設定なんです。現実的ですよね。もちろんマルチエンディングになるとは思います」と、詳細を続けた。

 斬新は発想だったが、踏み切れなかったのは開発期間の長さだった。「作ってみたいなと思ったんですが、作り出したら3年後、5年後じゃないですか。5年後に当たるゲームを考えるのって、無理じゃないかと。だからやめたんですよ」と振り返った。
ゲームコンテンツの流行、衰退、移り変わりの速さが身に染みて分かる生粋のゲーマーだからこそ、本格的に作り始める前にブレーキを踏んだ。

 近年ではスマホアプリで無数のゲームがリリースされ、ヒットするのはごくわずか。それでも毎年、さらに多くのゲームが誕生する。
その中にひょっこり若き勇者の葛藤を描いた作品が出てきたとしたら、エンドロールにこっそりと「井上聡」の名前が入っているかもしれない。

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