国内屈指の手腕に、FC東京の再建は託された。前任のG大阪では14年に国内3冠を達成。
多くのタイトルを獲得してきた長谷川監督は、厳しい視線で約2時間の練習を見つめていた。
「私が呼ばれたのはタイトルを期待されているから。タイトルを狙いたい」と自覚を込めた。

FW大久保嘉が抜けたとはいえ、豊富な戦力がそろう。
「東京のベースを生かしてチームづくりをしたい」と語る指揮官は、昨季リーグ37得点の拙攻の立て直しを最重要課題に掲げた。

選手に植え付けたいのはゴールや勝利に執着する姿勢。「それぞれの選手が“いい人”。他の選手に点を取らせる選手が多い。
チームとしてでなく“自分が”という意識をどれだけ多くの選手が持てるか」と語った。

常勝軍団に変わるため、基礎の基礎から見直すつもりだ。

冒頭のミーティングでは選手に4カ条を叩きつけ、練習姿勢の改善を求めた。

その内容は、(1)ガムをかまない(2)ソックスを上げるなど試合と同じ服装(3)返事をする(4)早く練習場に来る。
練習から一切の緩み、妥協は許さない。この日も緊迫した雰囲気の中、球際の激しい紅白戦が繰り広げられた。

14日から沖縄で1次キャンプがスタートする。昨季までDF森重が務めた主将は白紙。
キャンプでチームの雰囲気を感じ取りながら、新主将をキャンプ後に決定する。

「寝食を共にして決めたい」と指揮官。清水時代のDF太田、G大阪時代のMF大森といった、
かつての愛弟子たちについても「どんな存在でもない。みんな一緒です」と言い、完全な横一線を強調した。

昨季13位に沈んだ青赤軍団は“健太流改革”で生まれ変わる。

1/14(日) 6:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180114-00000040-spnannex-socc

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