■週刊新潮 2017年12月21日号(発売日:2017/12/14)

今週の週刊新潮
・診断書はなぜ偽造扱いされたか?
・協会ナンバー2の尾車親方とは
(文春、新潮ともに尾車に注目した記事を掲載)

11/9、九州の済生会病院が第2の診断書(髄液漏れ疑い)を出す

11/17、協会の危機管理委を通じて医師が「重症ではない」とコメントを発表。これが偽造疑惑や憶測を呼び、貴乃花側はダメージを受ける

じつは尾車親方は同病院の院長と親しく、かかりつけ病院にしていて済生会グループで講演もしている

診断書を出した医師は新潮の取材に「全て相撲協会に聞いて下さい。診断書は相撲協会に出したんです、私は」と回答
本来、診断書は受診者に出されるのに何故か「協会に提出した」というセリフが医師の口から飛び出したのだ

「診断書は相撲協会に出したんです」←この医師の発言は看過できない。

「現在、相撲関係者の間で改めて、『第2の診断書』が話題になっています」こう耳打ちするのは、さる角界事情通だ。
「というのも、その第2の診断書を作成した済生会福岡総合病院(以下、済生会病院)と相撲協会ナンバー2が近しいと見られているからです」
ナンバー2、すなわち事業部長を務める元大関琴風の尾車親方。彼と病院の関係に触れる前に、第2の診断書、
別名「髄液診断書」について振り返っておく。

11月12日、相撲協会の危機管理委員会を通じて、この第2の診断書を作成した医師のコメントが発表され、 〉( 同月時日付日刊スポーツ)と、診断の「解釈」が逆転したのだ。

この「逆転コメント」は、軽傷だったら貴ノ岩をわざわざ休場させる必要はなかったのではとの憶測を呼び、診断書の偽造疑惑まで浮上。
その結果、貴乃花親方側はダメージを受け、相撲協会側に「有利」に働く格好になったのだが、「尾車親方は、済生会病院の前院長や
現院長と親しく、彼はこの病院を『かかりつけ病院』にしていて、九州場所でない時も、わざわざここで身体を診てもらっていると聞いています」
(医療関係者)