『禁色』の美青年南悠一のモデルとなった実在の男性(戦後のある時期、三島由紀夫と同性愛関係にあった)と森田必勝は瓜二つだった。
(『文芸編集者 その跫音』木村徳三著・TBSブリタニカ・1982年刊より)
http://zenkyoto68.tripod.com/misima00.htm

長い時を隔てた42歳と36歳の男同士の複雑で怪奇な恋が終わったのだ。
果たされなかった若き日の恋の復権を賭けて三島が用意した「その時」の道連れは、やがて、36歳の恋人から楯の会の5人の男子学生に代わるのである。