小学校・中学校とアメリカの教育を受けてきた竹下氏。歴史については繰り返し教えられてきたという。
また、逆の立場を仮定し「黒人差別問題は日本だとなじみがないかもしれないが、日本だと例えば原爆に触れるのと同じこと。
もし被ばく者のものまねがあったとして、お笑い番組だから許してくださいと言われてもさすがに日本人も怒ると思う。
それに匹敵するようなテーマだと思う」と見解を述べた。

インタビューに答えてくれた外国人からは、歴史への言及や「無知が多い」との指摘もある。
竹下氏はそれらの知識に加えて「時代の変化」を知ることも重要だと述べた。

「日本社会も多様になり、オリンピックで注目される中で、この論争で誰かを攻撃するのではなく勉強する機会にしたい。
インタビューに答えた方も『だから日本はダメだ』と一刀両断しているわけではなく、私たちのことを知って欲しいというスタンスで言っている。
バラエティがギリギリのところを扱うのは重要だけど、影響を与える人やそのテーマの歴史など知識が必要。
作る側は『表現がせばまる』と思うかもしれないが、今は海外の人が日本に来て、テレビの画面を撮って世界に発信できるような時代。
その変化を知ったうえで(お笑いを)作って欲しい」   .