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信仰と恐怖はともに、人間の自尊心を一掃するための手段である。
恐怖は自尊心の自律性を破壊し、信仰は多かれ少なかれ自発的な降伏を勝ちとる。
両者がもたらす結果は、人間の自律性の除去―すなわち、自動機械化である。
信仰と恐怖は、人間の実存を意のままに操作できるひとつの定式にしてしまう。

エリック・ホッファー「魂の錬金術」から
「情熱的な精神状態」より
http://www.amazon.co.jp/dp/4878935278
http://ec2.images-amazon.com/images/I/512RJF4ZAPL._SS500_.jpg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC
エリック・ホッファー(Eric Hoffer, 1902年7月25日 - 1983年5月20日)は、アメリカの独学の社会哲学者。