「逃げたくない」マリノス齋藤学の生き方。
小宮良之|スポーツライター2017/9/29(金) 11:30

「マリノスで10番背負って、キャプテンマークを巻いて、優勝を目指す。それは大変なことで。やりがいがあるから、楽しみですよ!」
 
齋藤は語るが、それは彼自身の生き様のようにも聞こえる。
「キャプテンになったとき、背負い込んで大丈夫、とたくさんの人に言われました。心配してもらって、ありがたい。
でも、俺は逃げたくなかった。大きくなる一つのチャンス、そう思ったから」 
 
「マリノスは一つに固まったら強くなりますよ。そのプレーで伝わるものはあるはず。
若手には厳しく、俺の前でふざけんなって言いますね。プロ選手は一日一日が大事って気付いて欲しいから。でも、俺はみんなを信じてます」
そう語ってきた齋藤は今、ピッチに立てずとも、仲間たちにエールを送っている。サッカーの可能性を。誰よりも熱く信じて。

https://news.yahoo.co.jp/byline/komiyayoshiyuki/20170929-00076305/