https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180111-00000088-mai-spo
<カヌー連盟>薬物混入、防止策報告 飲み物保管所など

フェアプレー精神を学ぶプログラムを作り、ジュニアからトップ選手までに
受講させる。また、精神的な負担を緩和するため、代表選手は適時、カウンセ
ラーと相談できるようにする。古谷専務理事は「道徳心を高めることがスポーツ
の高潔性を保つことになる」と話した。

 また、禁止薬物の混入は、選手が飲料ボトルから離れたすきに行われた。
連盟主催の競技会では「ドリンク保管所」を設けて、係員やカメラで監視する。
3月の海外派遣選手選考会から実施する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180111-00000138-jij-spo
伊藤喜剛さん「全て自己管理を」=ドーピング否定の元陸上選手

1996年に米国合宿中のドーピング検査で陽性反応が出て2年間の資格停止
処分を受けた元陸上男子100メートル日本代表の伊藤喜剛さん(47)が11日、
この問題についてインタビューに応じた。
伊藤さんは一貫して不正行為を否定してきた。

 ―カヌー問題について。

 日本国内でもこういうことが起こったんだなと思った。やられた方は分か
らないから、自己責任の下で競技をやっていくしかないと感じた。僕自身も
そうだった。

 ―鈴木選手について。

 蹴り落としてでも東京五輪に出たいという思いが強過ぎてやったと思う。
奥さんが(過去の)五輪に出ていて、義理のお父さんも(カヌー界で)力が
あるという。圧力もあったのかな。

 ―自身の陽性反応を知った時は。

 電話がかかってきて日本陸連の医事委員長のところに行ったら、すぐに何
を飲んだのかと。完全に容疑者になったような感じ(で扱われた)。何が起
こっているか、さっぱり分からなかった。

 ―五輪代表目前だった。

 崖から落とされた感じ。2年間、日本人に全く負けなしできていたので、悔
しいの一言しか出なかった。

 ―陽性の原因は。

 今になって考えると、第三者が混入したのかと言われれば否定できない。で
きるような環境もあった。

 ―どうすれば防げるか。

 食べ物、飲み物、全てを自己管理するしかない。バッグにカギをつけるとか、
競技場ではロッカーに入れておくとか。