競泳平泳ぎの小関也朱篤選手が後輩選手に暴力

 競泳の男子平泳ぎでリオデジャネイロオリンピックに出場した小関也朱篤選手が去年、スペインで行われた日本代表の合宿中に、同じ所属先の後輩選手に暴力を振るい、所属先から処分を受けていたことが関係者への取材でわかりました。

 関係者によりますと、小関選手は去年11月から12月にスペインで行われた競泳の日本代表合宿で、炊事当番を怠っていた同じ所属先の後輩に対し、腹とあごを1回ずつ殴ったということです。

 男子選手に骨折などのけがはなく、小関選手は後輩に謝罪し、その後和解もしたということです。

 このため、所属先は小関選手に対し、ことし3月末まで対外試合の出場自粛と日本代表としての活動を辞退させる処分をしたということです。

 所属先から報告を受けた日本水泳連盟は、被害届を出すような事案ではないことから、連盟としての処分は検討していないとしています。

 小関選手はおととしのリオデジャネイロオリンピック、男子200メートル平泳ぎで5位でしたが、去年の世界選手権では同じ種目で銀メダルを獲得するなど、2年後の東京オリンピックでもメダルの獲得が期待されている選手です。

NHK NEWS WEB 1月11日 22時48分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180111/k10011285811000.html