宮内庁の山本信一郎長官は11日の定例会見で、天皇、皇后両陛下の大相撲初場所(14日初日、両国国技館)ご観戦について、日本相撲協会側から辞退の申し出があったため、今年は見送ると明らかにした。

山本長官によると、協会側からは昨年10月、両陛下のご観戦の願い出が出ていたが、今週になって「昨今の情勢を踏まえ、辞退させていただきます」と連絡があった。元横綱日馬富士関が貴ノ岩関に暴行し、負傷させた事件などを受けたものとみられる。辞退の申し出は、両陛下にも伝えられたという。

両陛下は例年、初場所を観戦されているが、天皇陛下の心臓手術や、大相撲の野球賭博事件や八百長疑惑など不祥事の影響で、平成24〜26年も協会側が願い出を自粛している。

ソース/産経新聞社
http://www.sankei.com/life/news/180111/lif1801110035-n1.html