幻のラーメン『童麺』を探して4ヶ月余り。
俺が訪ねた家は8人の大家族だった。
これが最後と決めた村で
ついに『童麺』と出会った。
黒く、そして異常に細い麺を見た瞬間、全てを把握した。
俺は泣きながら、どうしようもない後悔をしながら『童麺』を必死に食べた。
そして1時間後、謝礼を済ますと7人の家族に見送られて村を後にした。