NYタイムズ「日本のコメディアンが批判にさらされている」

ニューヨークタイムズも4日、「日本のコメディアンが人気のテレビ番組でブラックフェイスを披露し、批判にさらされている」「多くの人を憤慨させ、日本の主要メディアで、定期的にメイクで外見の演出がされていることを浮き彫りにした」と報じた。

テレビを見ていた外国人の「容認できない、差別主義者」などの声を紹介。マクニールさんのツイートは、「日本のエンターテインメントで、ブラックフェイスを用いることについて議論を開始した」と表現した。

「アメリカとは異なり、日本では黒人に対する差別の歴史がない。顔の黒いメイクの日本人のパフォーマーは、文化の汚名ではない」などお笑いを擁護する声を紹介する一方、歴史家ジョン・G.ラッセルによるジャパンタイムズの記事をふまえ、日本のブラックフェイスの歴史は少なくとも1850年代にさかのぼると指摘した。

また、日本の反応について「差別的と見なされている事例が可視化され、多くのSNSユーザーは驚いていた」とふり返った。

BBCと同様に、2015年に放送されたブラックフェイスのバンドの署名活動に触れ、マクニールさんの「今回の放送局からの回答がない場合は、今後も(同じ問題が)発生するでしょう」との懸念を紹介した。

マクニールさんは、「メディアは、人々が外国人にどう接するかに大きな影響を与えます」「日本のメディアは多様なバックグラウンドを持つ人たちと協力して、不快なコンテンツが防ぐ必要があります」と呼びかけた。

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テレビのお笑いや翌日、視聴者の職場や学校、日常で再生産される。テレビの演出は、多くの人たちの外国人に対する接し方にも影響を与えるだろう。

認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹さんは「人権に配慮した笑いって、本当につくれないんでしょうか」と投げかける。

韓国のテレビ局SBSは2017年、黒塗りメイクのキャラクターをお笑い番組の演出で、批難の声を受けて謝罪した。「ブラックフェイス」について、今後も議論を深める必要がありそうだ。

【芸能】<ガキ使・浜田雅功>「黒塗りメーク」が人種差別と物議! BBCやNYタイムス報道 ★14
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