2.衝突や悩み、成長がない

主人公たちに大きな悩みや超えなければいけない障害はありません。
ただボケッと生きていたら体が入れ替わりました、さてそれは誰と入れ替わったんだ?探してみようっていうだけの話です。
その入れ替わりから何らかの成長が見られればいいのですが、結局なにも成長や衝突はありません。

ドラマとは衝突や成長から生まれるものでしょう。たとえば、『千と千尋の神隠し』では千が社会のなかで成長していく様や
『エヴァンゲリオン』では、父親や社会、自分との衝突を経て成長する様はやはり感情移入し応援したくなりますし、そこにドラマがありました。

ですがこの映画では、そのドラマがないのです。瀧が好きな女の子(バイト先の先輩)と話がうまくできない、という部分でも成長も努力もしません。いちおう両主人公の親との間に問題が見受けられますが、
最終的に解決せずに終わるし。。

このように衝突や成長がなく、ただたまたま降ってきた隕石に左右されるだけの話なので何も共感できない話でしたね。