僕が言いたい事は「お前らセカチューあんなにケッて言ってた癖になんでこれでは泣くの?」って事なんですよ
長澤まさみが出てるとリア充っぽいしテレビ芸能界ってオタクの敵だからケッって言うんだけど
いたる絵で「うぐぅ」とか言ってるとオタクの仲間な気がして泣きやすいっていうそれだけの差でしょ?っていう事を思うわけ

それを改めて強く思ったのが「君の名は。」ね
あれなんて完全にRADWIMPSを聞いてそうな奴が感動しそうなSF風味の唯のリア充恋愛話ですよ

当時のセカイ系というのはインターネットの時代の世界観の象徴的な表現として期待されていたわけですよ
個人の恋愛の問題が世界の破滅みたいな大運命と繋がってしまうというのが
インターネットによって媒介なく個人が世界と直接繋がっている感覚と合わさっているから批評的な扱いをされていたのに
あれを見ると当時セカイ系と呼ばれていたものが
「等身大の恋愛話では泣けないオタクがそれをSF的なガジェットでファンタジー化すると素直に感情移入できて泣ける」
っていう程度のものでしか無いんだなっていう事を証明しちゃってるんですよね