28日、日本相撲協会が東京・両国国技館で開いた臨時理事会で、貴乃花親方の理事解任が決議された。正式には年明けに決定するが、初場所後の来年2月には理事候補選があり、貴乃花親方は立候補する見通しだ。

 モンゴル力士同士の暴力騒動をめぐる報道は過熱の一途を辿るが「神聖な国技における“霊”の存在を語る専門家がいない」と囁くのは、政治ジャーナリストで角界にも詳しいA氏だ。一体どういうことだろうか?

 この事件を語る上で重要な問題となっているのが「モンゴル互助会」の存在だ。モンゴル人力士の飲み会や親睦会は元小結の旭鷲山が関取になった95年ごろから開催されるようになり、これが「モンゴル互助会」につながったといわれている。
 
「“モンゴル互助会”で、力士たちが相撲の取り組みにおける談合をしているという話は、これまでの星取り表から限りなくクロに近いといわれています。そこに断固として抗議の姿勢を示したのが、かねてより汚い相撲は取らないと言ってきた貴乃花親方で、モンゴル力士の貴ノ岩を互助会に出席させなかった。しかし、貴ノ岩がガチンコで白鵬を破ってしまい、その後の白鵬の呼び出しにも応じなかったことが、この事件の発端となっているといわれています。つまり、日馬富士は番頭として役目を果たしたにすぎず、問題の中心はモンゴル互助会のトップに君臨する白鵬なのではないかといわれているのです」(A氏)

 では、この白鵬という人間はどんな人物なのだろうか。A氏が語ったのは、あまりにも衝撃的な内容だ。

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「白鵬のバックには、本場モンゴル相撲の元横綱である父がついています。この父親が自分の息子である白鵬に様々なことを仕込んできた。ただし、白鵬の父がアルツハイマー型認知症になったのを機に、今はその役割が父から姉にバトンタッチされている。 様々なことというのは、動物霊の利用にあります。別に驚くことはありません。中国に古くからある中国武術の一派・形意拳などの拳法でもそうですが、動物霊や自然霊を憑依、もしくは同化させて実戦で使うという手段は、よくある話なのです。同様にモンゴル相撲も動物の格好をすることで知られていて、選手は入場の際に、鷹の姿を象徴した「鷹の舞」という踊りを舞います。

 そして白鵬の父は、まさに動物霊を呼び込む名人であったといわれているんです。モンゴル相撲は動物の強さを競う格闘技でもあるため、その際にはシャーマンの力を利用し、できるだけ強い動物霊を取り込もうとするのですが、白鵬の父は、モンゴル在住のシャーマンを使って白鵬に動物霊を入れ、相手を潰すための祈祷すら行っていたといわれています。

 こうしたことは現代の日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、フィギュアスケートや野球、サッカーの国際試合でも、中国や韓国は普通にこうした手段を使っています。知らないのは戦後に牙を抜かれた日本人だけですね」(A氏)

 もちろん、日本の大相撲に動物霊の世界はない。横綱とは大地を平定する神の位置付けにあり、注連縄という神祭具に紙垂をつけるのも、その現れである。いうなれば注連縄は、人間界と神界を区別する結界でもあり、そこに動物霊など入る余地はない。日本のメディアは相撲界の利害関係やモンゴル勢の八百長疑惑問題ばかりを報じているが、多くの人気外国人力士とともに神聖な国技である大相撲を本気で盛り上げていきたいのであれば、目に見えない“問題”にも触れるべきである。