フジ月9とTBS陸王、明暗分かれた年の瀬社内風景
12/27(水) 14:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171227-00087162-nksports-ent
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TBS日曜劇場「陸王」最終回の撮影を行う役所広司(中央)ら出演者たち(撮影・村上幸将)

TBS日曜劇場「陸王」最終回の撮影を行う役所広司(中央)ら出演者たち(撮影・村上幸将)
 看板ドラマ枠の最終回視聴率をめぐり、TBSとフジテレビの年の瀬に明暗が分かれている。
日曜劇場「陸王」最終回が20・5%を記録したTBSは、昨年末の「逃げるは恥だが役に立つ」に続く20%の大台越えで仕事納め。
一方のフジは、月9ドラマ「民衆の敵」最終回が月9ワーストの4・6%に沈み、大ショックで越年することになった(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 主演篠原涼子のほか、高橋一生、石田ゆり子、千葉雄大という売れっ子を集めて“豪華競演”を打ち出した「民衆の敵」だったが、初回視聴率は9・0%で1ケタ発進。
2話で7・1%に下げると、その後も6%台、5%台と下げ、最終回でついに4・6%。月9ドラマ30年の歴史で初めてとなる4%台の異次元突入で幕となった。

 やはり、フジ局内の空気は重い。
局員によると、26日午前に視聴率が明らかになると、まさかの4%台にどの部署も言葉を失ったという。同じ日に最終回を迎えたバラエティー番組
「もしかしてズレてる?」(月曜10時)も4・5%というダブルショックで、「編成部のフロアには行けたもんじゃない」「宣伝部にも近寄れない」という1日だった。 

 宣伝関係者は「7時台の『オールジャパンメダリスト・オン・アイス』が羽生結弦選手不在で数字が伸びない(5・3%)まま月9になってしまったとか、
そもそも衆院選の影響で初回が1週出遅れたことが最後まで響いたとか、いろいろ要因はあるが、4%台では言い訳にならない」と肩を落とす。
7月期の月9「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命3」が平均視聴率16・4%を記録し、宮内正喜社長が「ドラマ復活ののろしが上がった」と宣言した直後だけに、いろいろ不安定な印象が残ってしまった。

>>2以降へ続く