昔は、「アイドル」=「不特定多数に色目を使うような商売」と言われていた商売だ。
そういったことは当然、考えられる。
つまり、今までは「アイドル」と「ファン」との距離が遠かったがために、
「ファン」が「アイドル」に何を期待しているのか、「アイドル」にフィードバックする機会がなかったが、
「アイドル」が乱立するに及んで、握手会のように「アイドル」と「ファン」との距離を近づける必要が生じた。
「アイドル」が不快感を表明すれば、一部「ファン」の怒りを招いて、報復を受ける恐れもある。

この前、矢場町のからくり時計の前で、秋元康の二番煎じを狙ったようなオタクプロデゥーサーが乱立していた。
セクシーな体型のJKやJCを口説いて集めては、鵜飼のように金を集める道具として使う。
「アイドル」鵜に適当に「ファン」とコミュニケーションさせて、いよいよ、盛り上がってくると、
「はい、これ以上は有料です!」とオタク鵜匠が止めにかかる。
美人局のようだ。