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スポーツ報知

 6日に肺炎のため亡くなった伝統芸能「太神楽(だいかぐら)」の曲芸師・海老一染之助さん(本名・村井正親=享年83)の通夜が10日、東京・中野区の東光寺で営まれ、お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(52)と田中裕二(52)ら約250人が参列した。

 遺影は13年ほど前の写真で、祭壇には正月を彩った、青い傘、まり、口にくわえていたバチと土瓶、兄・染太郎さんとの写真も飾られた。

 正月番組でお世話になったと言う太田は、「明るい方が亡くなると沈みますね。お正月がさみしくなる」。続けて「私が引き継いでいきます。(田中に)芸を学ばせて、私は頭脳でこれでギャラは同じ」とおなじみのフレーズでしのんだ。田中は「3、4年前ラジオの番組でゲストで来てもらったのが最後。ラジオなのにスタジオでも芸をやってもらってサービス精神が旺盛だった」と悼んだ。

 喪主で妻の秀子さん(81)は、亡くなる前日に「主人のおでこと私のおでこを合わせて、『また明日来るからね』って。虫の知らせだったのかも」と目を潤ませた。戒名は「至藝染朗信士(しげいせんろうしんじ)」。葬儀・告別式は11日午前11時から同所で営まれる。