貴乃花巡業部長(元横綱)の代理で冬巡業に同行している春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)が7日、平幕・貴ノ岩(貴乃花部屋)の診断書を提出していない貴乃花親方の対応に再度、苦言を呈した。

 元横綱・日馬富士による暴行事件で被害を受けた貴ノ岩は、冬巡業を初日から休場。慣例となっている休場前の診断書提出は、この日行われた大分県宇佐市での巡業終了時点で確認されていない。同広報部長は「(未提出は)聞いたことがない。一人でも、そういうことをすると“ガバナンス(組織統治)がなっていない”と言われる」と首をひねった。

 5日には危機管理部長の鏡山理事(元関脇・多賀竜)が都内の貴乃花部屋まで行き、診断書提出を求める文書をポストに投かん。春日野親方は「やることは、やってきた」と手詰まり感をにじませた。

 また、鳥取県警が週明けの11日にも傷害容疑で元横綱を書類送検する方向で調整していることが7日、分かった。事実関係や動機面などの最終確認作業を進めており、捜査は大詰めを迎えた。

2017年12月08日 05:30
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