2017.12.7 18:33

ジミ・ヘンドリックス、未発表録音含む“ニュー・アルバム”がリリース

ジミ・ヘンドリックスの未発表スタジオ録音を集めた最新アルバム『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』が、2018年3月9日(金)にリリースされる。

同アルバムは、2010年の『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』、2013年の『ピープル、ヘル&エンジェルス』に続く3作目の未発表録音集となる。
1968年1月から70年2月の間にスタジオ録音された13曲が収められ、このうち未発表は10曲。プロデュースは、
1996年以降にリリースされたジミ・ヘンドリックスのオーディオ/ヴィジュアル商品の全てを手掛けているジェイニー・ヘンドリックス、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマーが担当している。

収録楽曲の多くは、のちにバンド・オブ・ジプシーズとして知られることになるジミ・ヘンドリックス(G,Vo)、ビリー・コックス(B)、バディ・マイルス(Dr)のトリオによってレコーディングされたものだというが、
加えてジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのオリジナル・メンバーであるミッチ・ミッチェル(Ds)とノエル・レディング(B)、67年の<モンタレー・ポップ・フェスティヴァル>で仲良くなったスティーヴン・スティルス、ジョニー・ウィンター、
ジミが有名になる前に在籍していたカーティス・ナイト&ザ・スクワイアーズ時代からのバンドメイト、ロニー・ヤングブラッド(Vo,Sax)ら、そうそうたるゲスト・ミュージシャン陣が参加を果たしている。

プロデューサーの一人、エディ・クレイマーは「ジミの本当の家はスタジオだったんだよ。そここそが音楽と魔法の生まれた場所。彼はレコーディングのすべてが大好きなのさ。
当時も今も、そのプロセスの一部を担うことが私にとって他とは違う喜びと名誉だよ」と語る。
また、エクスペリエンス・ヘンドリックスLLCの社長兼CEO、ジェイニー・ヘンドリックスは、本作について次のようにコメントしている。

「ジミのレガシーを守り、また世界中に広がるジミ・ファンのファミリーに質の高いリリースを届け続けるという責任は高まっています。
私たちの現在進行形のコミットメント、それこそが『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』に反映されているものなのです。より深い意味で言えば、それは約束を守り続けること。
ジミと私は一度お互い約束したことがありました。兄は私の面倒を見てくれると言い、私は兄の面倒を見るからねと言ったのです。
兄の音楽と、私たちが兄の作品を守ることにより、兄と私はお互いに敬意を表し合うのです。
私たちは今ジミのクリエイティヴな作品を管理するようになり30年目に突入しました。
兄が私たちに残してくれたものの完全性を保ち続けようという私たちの決意は、時間とともに強くなる一方です」──ジェイニー・ヘンドリックス

Photo by Chuck Boyd


>>2以降につづく)

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