ついにUAEで開幕したFIFAクラブワールドカップ。アジア王者の浦和レッズとレアル・マドリーの対戦が実現するのかをはじめ、なにかと興味は尽きないが、日本のサッカーファンにとっては北中米王者・パチューカの戦いぶりも気になるところだ。メキシコの名門クラブで攻撃の中軸を担っている本田圭佑。そのパフォーマンスに注目が集まる。
 
 米スポーツ専門チャンネル『Fox Sports Asia』は、同大会のプレビューを展開。そのなかで、現在の日本代表における本田の不遇を紹介し、クラブワールドカップが代表復帰、ロシア・ワールドカップ出場への試金石になると位置付けた。
 
「先のベルギー、ブラジルとの2連戦で、ケイスケ・ホンダは長らくサムライブルーを支えてきたふたり、シンジ・カガワ、シンジ・オカザキとともに“休養”を言い渡された。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の真意のほどが分からないが、いささか理解しがたいジャッジと言わざるを得ない。もし彼がロシアに行けないとなれば、実に馬鹿げた話だ。ホンダはメキシコで実力をあらためて証明している。公式戦16試合で6ゴールを決め、真骨頂であるハードランニング、インテリジェンス、そしてフィニッシュの正確さを惜しげもなく披露しているのだ」
 
 フットボーラーとして円熟期にある本田を呼ばないのはおかしい、と言い切る。そして、クラブワールドカップでの奮迅の活躍に期待を込めた。
 
「クラブワールドカップはホンダにとって、完璧なプラットフォームとなるはずだ。日本国内での不当とも言える評価を覆し、世界の強豪を相手に渡り合えるのがどういう選手なのかを実証するだろう。もしこの大会でハリルホジッチ監督を振り向かせることはできなくても、まだ5か月ある。ホンダは最終的にきっと、サムライブルーに復帰してロシアのピッチに立っているはずだ。本来、リストのトップにいるべき選手なのだから」
 
 本田を擁するパチューカは、現地時間12月9日17時、アフリカ王者のウィダード・カサブランカ(モロッコ)と準々決勝を戦う。勝利すれば準決勝で、南米王者のグレミオ(ブラジル)とあいまみえる。

12/7(木) 5:30配信 サッカーダイジェスト
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